2019年7月22日月曜日

(157) 我が家の無農薬有機田んぼ 中干開始 ➡ 完了

里山と田畑と暮らしとin Shimane 島根 ~三原の郷づくり第157回~

2019/07/22 08/2追記

<07/22>


梅雨が終わりそうな気配の昨日、全ての田んぼの水を抜きました。
約1週間の中干開始です。

水を抜く前に、ざっと、こなぎと稗取り。

稗は深水管理、田車・八反押しで、感覚的には8割方抑え込めていますので、株元に残ったものをパッパと抜いてい行けばOK。

しかしこなぎがなかなか手ごわい。特に田植え時に条間が広くなってしまった所は、稲のアレロパシー(注)が届かないのか、こなぎが群生しがちです。
アレロパシー:植物が根から周囲の環境に化学物質(アレロケミカル)を分泌し、他の植物の成長を抑制する作用
 こなぎ取りはきりがなく、稗ほど稲に悪さはしないため、ある程度で目をつむり、水抜き決定。

夕方、雨上がりの空は久しぶりの夕焼け。梅雨明けの気配です。

久しぶりの夕焼けを背景に
温度上昇→有機物分解促進→地力窒素上昇→葉色の緑が深まる
無農薬有機栽培のこの時期以降の特徴


<08/2追記>


始めの2、3日は雨、その後、晴れが続き、しっかりと中干が出来ました。 8月1日から潅水開始です。今後は間歇潅水。

イセヒカリ
分げつ旺盛 現在、1株約35本

テンコモリ
こちらも順調

中干完了のテンコモリ

土寄せ後のエゴマ畑

中干し完了の合図か
円山から雲の狼煙

お気に入りの木槿

2019年7月19日金曜日

(156) 無農薬有機エゴマの実証栽培~仕切り直し

里山と田畑と暮らしとin Shimane 島根 ~三原の郷づくり第156回~

2019/07/19

7月17日、エゴマ実証栽培の圃場、やり直しです。

県の技術センターの方より、作付け面積が少なすぎるとの指摘があり、全てやり直すことにしました。(153回投稿 参照)

いわれてみれば、ごもっとも。
さあ、気合を入れて全面仕切り直しだ。

午前中に畝を作り直し
午後 畝上に竹堆肥と発酵肥料散布

我々_竹堆肥研究会の竹堆肥

Kさん手作りの極上発酵肥料

畝上の竹堆肥+発酵肥料
畝上を管理機で浅く攪拌


エゴマ苗の植え付け

8時半から始めて 午後4時に完了
よし、これで良いだろう
左から川本エゴマの会会長Kさん
Iターン就農のSさん

みなさんご苦労様
甘南備山(左手)を背景に
植えた苗を手直しするKさん
きめ細かいね

2019年7月14日日曜日

(155) 田植えばやしとフリーマーケット みんな楽しんだね

里山と田畑と暮らしとin Shimane 島根 ~三原の郷づくり第155回~

2019/07/14

アップが遅くなりましたが、6月29日、川本北公民館で、三原田植えばやしとフリーマーケットが同時開催されました。

<田植えばやし>


当日はあいにくの雨で、田植えばやしは体育館の中となりました。
天気であれば近くの三原八幡宮まで練り歩き、境内で田植え囃子を奉納となるのですが。(112回投稿「田植えばやしと歴史ロマン」ご参照)

しかし、結果的には、田植えばやしをじっくりと観ることが出来、観客からも「良かったね」の声。
私、佐左エ門も練習には参加しました。70の手習い Never too old to learn.とはいうものの、身体の動きがついてゆけず、残念ながら2年連続で本番辞退です。


全員勢ぞろい

一番の踊り手のY君とH君
私も練習に参加したがゆえに、彼らのうまさが分かります
二人とも旧三原小学校で田植えばやしをやり始めた

早乙女の歌声に乗って
早乙女たちも旧三原小学校で囃子を憶えたとのこと

小太鼓と
小太鼓・鉦(かね)・簓(ささら)
幼児の感性醸成に効果大だね


<フリーマーケット & 食>


未来塾の公民館常勤ママ主婦二人(Iターン)主催のフリーマーケットは3回目です。

回を重ねるごとに充実、よくここまでアイデアが出るもんだね、6-70代の我々の感想。
盛沢山のこの内容を見てください。

川本地区からの参加もあり、若い世代のネットワークが広がりつつあることを実感しています。

内容充実
プラ板ブース
プラ板:プラスチック板に絵を描いてオーブントースターなどで加熱・固定化する、
1980年代 - 1990年代前半にかけて小学生の間で流行った遊び


よくこれだけあれやこれやと揃えたもんだね

ハンドメイド作品

食のコーナー

来客は60人も

毎度好評の「まき」
この時期のサルトリイバラの葉を使います
もろぶた3枚分 見る間に完売

コーヒーコーナー

この日は美郷からMさんも出店





2019年7月13日土曜日

(154) トマトの断根接ぎ木成功

里山と田畑と暮らしとin Shimane 島根 ~三原の郷づくり第154回~

2019/07/13

残しておいたトマト台木の脇芽を利用して、トマトの断根接ぎ木、成功です。
(146回 「トマトの接ぎ木が生き返った」ご参照)

6/26 台木脇芽とトマト脇芽をクリップでつなぎ

湿らせたペーパータオルにくるんで2、3日養生
接ぐ部分を融合させる

7/1 養生後、水に根元(台木)部分をつけて3、4日
台木、穂木ともに発根

7/13 セルポットに挿して約2週間 大きくなりました
鉢上げ時期だね
これで青枯れ対策に目途が立ちそう
ロッソナポリタンとシシリアンルージュ


(153) 無農薬有機エゴマの実証栽培

里山と田畑と暮らしとin Shimane 島根 ~三原の郷づくり第153回~

2019/07/13

島根県農業技術センターと共同で、竹堆肥、発酵肥料施用によるエゴマの実証栽培を始めています。

2畝の実証圃場
手前半分:何も施用せず
むこう半分:竹堆肥、発酵肥料施用

エゴマ栽培 IターンのS君(右)、N君(左)

竹堆肥+発酵肥料
根鉢部分にこれを鋤き込み定植

畝間に刈草を敷いて作業完了
甘南備山を背景に
天平18年(746)創建の甘南備寺(真言宗)がある



(152) 久しぶりの投稿 田植えから10日毎のイネの状況

里山と田畑と暮らしとin Shimane 島根 ~三原の郷づくり第152回~

2019/07/13

島根に帰ってからすでに7年目。この2か月間、年とともに体力が落ちているためか、農作業や家の周りの林の手入れが遅れ気味で、大忙しの連続です。

ブログ投稿も大幅ペースダウンとなっていますが、久しぶりの投稿です。

10日毎の田の様子をご紹介。

6/13 田植え直後 米糠散布後

6/20 田車押し 条間除草
この頃が最も透明で美しい

7/1 八反取り 株間除草後
八反取り
田車を押せない株間の除草

八反取りの裏側 こんな風です
7/11 大きくなった稲株と浮草、藻で覆われた田んぼ
一面 黄緑 無農薬有機田ならではの色

7/14 分げつ旺盛
2~3本が今は約20本
扇状に広がる開帳型の株姿~受光性が良い
順調