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(226) とうとう我が家の田んぼにも猪出没

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              一人絵日記       里山と田畑と暮らしとin Shimane 島根           ~三原の郷づくり第225回~ 2021/09/18 我が家の田んぼは、西側と北側を県道が走っているためか、猪が入ることは無かったのですが、とうとう今年から猪被害です。 当初は2年前から出だしたヌートリアだと思い、部分的な電柵で済ませていました。しかし被害の状況(畦の掘り返し、稲穂のこそぎ食いなど)から猪だと分かり、田んぼの周りに全て電柵を設置。 電柵設置後、4日間、明け方の2時半から軽トラの中で寝ずの番。2日目の朝3時、山から現れた3匹の子連れの猪に、至近距離からサバゲーのエアガンを高速連射。 電柵とエアガン連射の効果はかなりあったようで、その後、ピタリと被害は止まったが、気は抜けないところです。

(225) 長雨など、天候不順にもかかわらず、畑が元気

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             一人絵日記       里山と田畑と暮らしとin Shimane 島根           ~三原の郷づくり第225回~ 2021/09/18 7月19日から始まり8月7日までは日照り続き、8月8日からは一転して長雨・大雨、その後も日照不足気味。 全国的に野菜不足の状態が続いているようですが、今年の我が家の無農薬・無化学肥料の野菜畑は、例年以上に元気です。 竹堆肥、発酵肥料、畜糞堆肥などで、この7,8年間、土づくりを続けてきた成果が出始めたのかなあと妻と話しています。 手前 エゴマ、左奥 オクラ 中奥 トマト、右奥 ピーマン、ゴーヤ 左 オクラ、中央 トマト

(224) 自然の造形美 クモの巣

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                                        一人絵日記       里山と田畑と暮らしとin Shimane 島根           ~三原の郷づくり第224回~ 2021/09/18 排水溝の中に、なんとも精妙な蜘蛛の巣。カタハリウズグモと云い、満腹度合いで形を変えるそうな。 「カタハリウズグモも、隠れ帯が目立つクモ。満腹度合によって、隠れ帯が丸型になったり縦線になったり、同じクモでも変わります。」  ”虫はともだち”より https://mushitomo.hatenablog.com/entry/2016/10/19/110000 これは空腹状態

(223) 農作業の合間のあれこれ: 裏山の檜の巻き枯らし、トマトピューレ・ブルーベリーソースづくり

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              一人絵日記       里山と田畑と暮らしとin Shimane 島根           ~三原の郷づくり第223回~ 2021/08/22 檜の巻き枯らし 父が植林した、母屋の裏山(かつては畑)の檜の巻き枯らし(樹皮を剥いで枯らす間伐方法)に着手。 これ以上大きくなると、素人では伐採できなくなくなってしまいます。 右下方向に母屋があります まず1回目 その後の調べで、60㎝幅で剥ぐのが効率的かつ枯れが早いそうな やり直しだなこれは  1年後には枯れるので、来年の冬から伐採開始。 伐採して葉枯らし(伐採木を枝葉を付けた状態で乾燥させる)したものと状態が似ていると云われ、良質の木材になるようです。もっとも私は薪として使います。 トマトピューレ・ブルーベリーソースづくり 毎年8月を中心に、トマトピューレやブルーベリーソースづくりをします。400mlのジャム瓶に、各々40本ずつくらい。 原材料(トマトは皮つきをフードプロセッサーで50秒処理、ブルーベリーはそのまま)を2/3くらいに煮詰めたもの瓶詰め、脱気。常温保存で1年以上保存可能。 トマトピューレは、まずチーズトーストの下地、我が家のバジル粉末を散らして。 市販のカレーのルーに追加して入れると、あら不思議、トマトの旨味とわずかな酸味で絶品カレーに、これが本当にうまいんだな~。 かつて我が家にお泊りの万葉の歌の先生も、お替りを所望なさった。 ブルーベリーは砂糖を原材料の10~15%(普通のジャムレシピでは50%)しか入れません。ジャムというよりはブルーベリーソース。 大鍋弱火で煮詰め中 この鍋は、ロッソナポリタンが主で綺麗な赤

(222) 止葉(とめは)の立った稲田

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              一人絵日記       里山と田畑と暮らしとin Shimane 島根           ~三原の郷づくり第222回~ 2021/08/22 7月19日から始まり8月7日までは日照り続き、8月8日からは一転して長雨・大雨さらには大風まで。 畑の作物への打撃(エゴマの倒伏、ナスの根腐れ、ブルーベリーやトマトの実割れ、ケイトウの花成長不順‥‥)はかなり大きいものでしたが、天候不順に強いとされる無農薬有機米はなんとか頑張っています。 大雨前の8月6日出穂、12日時点 7月23日中干完後、8月5,6日から出穂開始。 出穂前後からは、田の中にまで光が届くよう、止葉(とめは)が立つのが良いとされます。 ちなみにその前段階は、扇型の開帳スタイルが良し。 止葉とは茎の一番上につく、最後の12,3枚目の葉。止葉 が立たないのは、窒素過多。 19日時点 19日時点 止葉が綺麗に立ち、条間(縦の隙間)が見えるように

(221)田んぼの中干と酢の散布

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                                        一人絵日記       里山と田畑と暮らしとin Shimane 島根           ~三原の郷づくり第221回~ 2021/07/29 中干 7月17日から始めた中干は、その後の晴天続きで、一週間後には田んぼのいたるところがひび割れ状態となり、完了。 去年まではこれで注水再開となるのですが、今年はコナギ対策のために酢を散布しました。 我が家の有機栽培では、稗は田植え後の深水維持などで抑え込めているのですが、難敵がコナギ。 17日 中干開始 今年設置の位置を下げた排水溝の機能良好 23日夕方 中干完 円山の真上に入道雲 酢の散布 アグリエー酢(酸度10%、米・果実の酢酸発酵時の副産物、100~500倍希釈で成育促進葉面散布に使われる)を5倍希釈したもの(酸度2%)を、稲の株元のコナギに散布。 手動の散布機 15ℓ 酢2ℓ+水10ℓでちょうどいい大きさ 「酸の吸水性による組織の乾燥壊死」により(言ってみれば、キュウリの酢もみ状態)、コナギの葉が枯れる。酸度2%だと稲への影響はほぼゼロ。 23日午後3時酢散布、1時間後には既にこの状態 葉が枯れる程度でコナギそのものが無くなるわけにはいきませんが、コナギの勢いは抑えることが出来そう。 葉が枯れたコナギ 田のひび割れ 全面に  26日 注水再開

(220) 線状降雨帯通過の後 梅雨明けの入道雲? 

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                                        一人絵日記       里山と田畑と暮らしとin Shimane 島根           ~三原の郷づくり第220回~ 2021/07/14 7月12日の半日は、一週間続いた大雨の最後、線状降雨帯が居座り、まさに豪雨、一時はどうなるかと思うほどでした。 翌13日は、一転してほぼ晴れ、空気は澄み渡り、夕方には綺麗な積乱雲。 畑の野菜類も、ブルーベリーも太陽が欲しい。 本当に梅雨明けとなると良いのですが。 円山と積乱雲 石見冠山と入道雲 さらに大きくなり

(219) 田植えばやし & 川本町三原地区発信の自主映画「みづえさんはいなくなった」

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                                       一人絵日記       里山と田畑と暮らしとin Shimane 島根           ~三原の郷づくり第219回~ 2021/07/06 今年の田植えばやし この数年、田植えばやしの日は、不思議と良い天気になります。 去年までと違うのは、ワイガヤの自主映画製作(後述)によるネットワーク拡大のおかげで、参加家族が増えていること。 三原八幡の鳥居をくぐって 次世代に繋げていける 魅力的な三原の今を伝える                                        自主映画「みづえさんはいなくなった」            まず、自主映画パンフレットより みづえfile 『(三原まちセンを中心とする)四季折々のイベントに関わった体験を映像として記録し、魅力的な三原の「今」を楽しく伝えたいという思いが、映画制作へとつながりました。 総合芸術である映画であれば、(全て手作りの)制作過程を通じて、地域住民のつながりを深め、川本町のひと、もの、ことの魅力の再発見につながると考えました』 映画の内容は、戦国時代の小笠原氏由来の田植えばやしを中心とした、三原の今の地域づくりの心象風景。上記リンク「みづえfile」をご参照あれ。 作ったのは、三原の郷未来塾のメンバーで、三原まちセンの常駐スタッフでもある、KSさん(脚本)とYOさん(主演)。キャノンEOS80Dを駆使して、三原地区発の自主映画をまる一年かけて作りました。 二人とも、Iターンの子育てママ。 まさにワイガヤの手作りの制作過程で、地元住民とのつながりが深まり、ネットワークが拡大。 映画を見た川本町住民の中には、「三原の地域づくりのように、面白い今をつくらねば…」という当事者意識を刺激された人もいるよう。 いい効果だよね。 Uターンの私としては、故郷三原の地にこれだけ深い感情を持ってくれてありがとう、と二人に言いたいところです。 映画ポスター 履物を揃えているのは、この映画の脚本家KSさん 三原まちセンの体育館で先行上映 その後、役場...

(218)八反ズリで株間のコナギ除草、3日間

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            一人絵日記       里山と田畑と暮らしとin Shimane 島根           ~三原の郷づくり第218回~ 2021/07/01 稗は田植え後の深水管理でかなり抑え込むことが出来ています。 問題は、稲の株間のコナギ。 コナギは深水も平気だし、田車押しが届かない(田車の傘歯車の効果が今一、217回投稿)株間で繁茂しがち。 今年もコナギ繁茂の場所が何か所も田の中にあるので、全面的に八反ズリ(下記注参照)をかけることにました。 田車押し直後では根張り・株張りが十分ではなく、八反ズリを掛けると稲が倒れる恐れがあります。そのため田車押し完了の1週間後、28日から7月1日まで正味3日間で勝負。 しかし八反ズリで浮かしきれないくらいに大きくなったコナギもあり(これは手で取る)、2~3日早くやるべきだったかな。来年はそうしよう。 八反ズリで浮かせたコナギ これが八反ズリ 八反ズリの裏面 この爪を前後に動かすことで除草 3日間の八反ズリを終えた田んぼ (注)「八反ズリ」とは: 1日八反もの田の草取が出来るの意。「八反取り」、「田擦り」ともいう。 出所:しまねの民具100選 この1条用が生き残ったもの 板に釘を打ったものが明治初期あたりから使用され、明治中期には発展形の田車が発明される。

(217) 田車押し完了

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             一人絵日記       里山と田畑と暮らしとin Shimane 島根           ~三原の郷づくり第217回~  2021/06/22 6月20日、21日の二日間で、田車押し完了。 毎年、稗はかなり抑え込めているのですが、難敵は株間のコナギ。 コナギの多い株間は、八反ズリ(下図)をかけるしかなさそう。 一日目 二日目 ロータリーで条間の草練り込み 傘歯車で株間→この効果は今一 これが八反ズリ 株間をジョリジョリし草を浮かす

(216) 朝から夕方まで定位置で動かず

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             一人絵日記       里山と田畑と暮らしとin Shimane 島根           ~三原の郷づくり第216回~ 2016/06/22 朝5時、ドアノブの所に、アマガエルがチョコンというか、よく見るとどっしり座り込んでいます。 その後、何度ドアを開け閉めしようと、少し身じろぎするだけで、がんとしてこの場所を動かない。 結局、夕方、門燈に虫がよって来るまでこの状態(この虫を食べる)。 たいした瞑想状態だね。 一見 チョコン 正面から見ると どっしり 不敵 結局 門燈を点けるまでこの状態

(215) 無農薬有機田の田植え完了、米糠大量入手で米糠散布も終了

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             一人絵日記       里山と田畑と暮らしとin Shimane 島根           ~三原の郷づくり第215回~ 2021/0615 6月10日午後から始めた田植えも、13日でほぼ完了。 去年さんざん苦労したエンジンのアイドリング不良は、整備万全で快調。 余裕でスタートしたはずが、田植え開始直後からトラブルが2つ(苗送りのコンベアーが老朽破損、植え爪部に苗が詰まり植え付け不良)連続し、今年もけっこう苦労しました。 この2つのトラブル部分を、簡単にチェックする方法(両ブレーキONをロック、左レバー:作業、手元ノブ:植え付け でアクセル)を、K農機のWさんの操作から納得。来年こそは、トラブルフリーでやるぞ。 2条植えのみのる産業の歩行型田植え機 今年もなんとかついて回れた あと何年出来るかな~ 4.5葉の成苗 色良し、がっしり、根張り良し 448穴のセルトレイ 田植えほぼ完了 田んぼはやっぱり農村景観として最も大事だよね 田植え後の透き通るような苗の色 この風景がいいんだよね 条間30センチ、株間27センチの疎植 2,3本/1株 田植え後は、稗の発芽を抑えるために、すぐに田んぼに米糠散布です。 地区の精米所に米糠を集めに行ってみると、精米機の糠タンクがほぼ満杯の様子。こんなことは帰郷以来初めてで大満足。 トン袋に一杯近くの米糠 こんなに大量に一回で手に入ったのは初めて ふつうは早くても集めるのに数日要 風向きを見ながら全ての田んぼに散布完了 今年は効率がいいね

(214) YYさんの花の里 6月の花でいっぱい

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                                       一人絵日記       里山と田畑と暮らしとin Shimane 島根           ~三原の郷づくり第214回~ 過去、何回かご紹介しました、YYさんの花の里、今また花でいっぱいです。 よくこれだけ切れ目なく、年中、花があるもんだね。 まずは、ご覧あれ、YYワールド。 以下は、植え替え後の花菖蒲 <第37回投稿より引用> YYさんは、こまめに花がらを摘んでいます。 これは見た目の問題だけではなく、そのまま付けておくと種が付いて、株が栄養を取られて弱ってしまうからとのこと。 また花菖蒲には連作障害があり、長くても10年に一度(品種によっては2、3年に一度)は植え替えが必要だそうで、現在植え替え中 、大変な作業です。 花菖蒲は江戸時代の初めころから、300年以上品種改良され、今では5000種を超える種類があるという。