一人絵日記
里山と田畑と暮らしとin Shimane 島根
~三原の郷づくり第207回~
米糠、油粕 各40㎏ |
米糠と油粕を混合 真ん中にあるのは米糠麹 (味噌・醤油用の麹菌で米糠を2週間発酵済み) |
米糠麹を真ん中にし、周りを混合米糠・油粕で おにぎり状態に ブルーシートを絞り茶巾で完了 |
島根県のほぼ中央部にあるこの典型的な山村から、村を再活性化し維持していこうという動き(以下「三原の郷づくり」)を四季折々の写真を交えながらお伝えしていきます。 テーマは里山(自然の巡りと恵み)、田畑(有機的農業)、暮らし(生活の支え合い、食などの生活文化、歴史)です。
濃塩水で浮かんでいるのが不良種籾 良いものが底に沈んでいます |
12:30選別終了 |
今年も比重1.15 |
これが比重計 別名 塩水撰種計 |
風呂桶の中で16時開始 明日の16時まで |
達成感あり Samsung SSD 870EVO 500GB確認 |
里山と田畑と暮らしとin Shimane 島根 ~三原の郷づくり第202回~
2021/04/14
1回目の代掻き完了、シュレーゲルアオガエルが、透明感のある小鼓を連打するようないい声で鳴いています。
畦草もまだ猛々しくなく、水を張った田を前に、気分はまさに清澄。
このカエルが田の水辺に来るのは、産卵のこの時期のみ。
我が家の無農薬有機栽培の田植えは6月第一週、それまで水を張り続け水温を高め、微生物、小動物、藻などの発生を待ちます。
1回目の手振り均平後 清澄だね~ |
手振り均平中に畦草から 出てきた包接したシュレーゲルアオガエル |
アマガエルと違い、眼の虹彩が金色で 首筋のところに黒い模様が無い |
里山と田畑と暮らしとin Shimane 島根 ~三原の郷づくり第201回~
2021/04/13
ハンナ・インスツルメンツの、土壌にダイレクトに挿して計測できるEC計とpH計で、無農薬有機エゴマ圃場の土壌分析をしました。
EC計(右) pH計(左) 手軽で非常に便利、優れモノ |
竹堆肥を約7年間、継続して施用しているKさんの圃場が、他圃場に比べ際立ってEC値が高く、pH値が中性に近く、良い土壌であるようです。
Kさんの圃場のエゴマは、この数年来、品質、数量ともに、この辺りでトップクラスです。
EC値(mS/cm) | pH値 | |
Kさん | 0.37 | 7 |
0.36 | 6.9 | |
Nさん | 0.08 | 5.5 |
0.09 | 5.4 | |
Sさん | 0.15 | 5.4 |
0.09 | 5.3 |
その因果関係は、次のようなものではないでしょうか。
難分解性の繊維質(リグニン)を多く含む堆肥を3、4年以上入れ続けると、土壌中にリグニン由来の腐植(フショク)が出来る➡腐植を多く含む土壌はCEC(土壌保肥力)が高い➡CEC(土壌保肥力)の高い圃場の方がEC値(肥料成分)、pH値ともに高くなる➡良い圃場となる