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5月, 2017の投稿を表示しています

(29) 接ぎ木トマトの定植開始、作業中にうれしい知らせが県より

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里山と田畑と暮らしと in Shimane 島根 ~三原の郷づくり 第29回~ 2017/5/27 トマトの接ぎ木苗に、一番花が咲きだしました。今日から順次110本強を定植開始です。 シシリアンルージュ(本命)、ロッソナポリタン、ピッコラカナリア、シンディスイートの4種類。 今回は初めての接ぎ木なので、思い入れがあります。 よく何とか6割活着してくれたものです。 作っておいた畝(第27回投稿参照)の根鉢部分に、竹炭とぼかし肥料を一握りずつ施し 、定植していきます。 竹炭とぼかし肥料 苗周りには竹堆肥を軽く散布し、土と混ぜて、とりあえずピッコラカナリア14本定植完了。 今年は苗の本数が例年の約半分なので、株間を1メートルに広げ、脇芽をとらずに大株に仕立てるソバージュ栽培(注)をやります。 (注)露地や雨よけで、野性的(ソバージュ)に育てる栽培方法    http://p-e-s.co.jp/sicilian-rouge/tomato_sr.html 今年 最初のトマト畝 頼むぜ―- トマト畑周りはむじな等の小動物対策の電柵設置 うれしい知らせ。 作業を終わり、帰宅してみると、県から封書が届いていました。 開けてみると、「放置竹林利用の竹堆肥づくり」についての、補助金申請承認内示の報。 3月初めに、県へ申請していたものです。 よし、これで今年も気合を入れて竹堆肥づくりができるぞ、研究会の皆に連絡しなくては。

(28) エゴマの育苗、畝づくりが本格化

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里山と田畑と暮らしと in Shimane 島根 ~三原の郷づくり 第28回~ 2017/5/25 エゴマの育苗、畝づくりなどが忙しくなってきました。 <第22回投稿でご紹介した、Tさんのハウスでのセルポット育苗のその後> 今は、出芽後の手入れの真っ最中。1本苗/1セルにするために(複数本あると徒長する)、多いものは間引き(ハサミで切る)、欠株セルは補植(これは手間がかかる)をしています。 播種の際の改善が必要な点があるようです。 ・播種忘れセルの防止 ・4、5粒/セルにならぬよう播種器のその都度調整(種子の大きさで) 間引き、補植の手直し中 手入れの終わったセルポット <大手生産者の一人KMさん> ハウスでは、出芽待ち。 ちゃんと出て来いよ 竹堆肥研究会会員のKMさんは、発酵肥料の研究家でもあり、今年も約2トンの発酵肥料を作っています。竹堆肥とともに、エゴマの栽培に使います。竹堆肥・発酵肥料育ちの極上エゴマのブランド化が期待されます。 ちなみに、発酵肥料づくりで拠り所にしているのは、かの薄上秀男さんの研究成果(農文協の本あり)。疑問点は直接電話もしている凝りようです。 寒冷紗で覆った発酵肥料ハウス内 土壌改良の用発酵もみ殻 上にいるのは犬のように感情表現豊かな、KM氏の愛猫 <大手生産者のKさん圃場>  広大な苗床で苗の間引き中。 なんとも多い <私の自然(ジネン)園圃場>  畑で出芽待ち、 上にかけているのは、稲の育苗床に使ったシート類二枚。これが大変いいのです。 エゴマ圃場の一角で エゴマ畑に転換中のかつての田では、畝間120センチの高畝を準備中。畝上に大苗を斜めに寝かせ植えします。畝には牛鶏糞堆肥、竹堆肥、苦土石灰、発酵肥料(KMさん方式の簡略版)を施用します。 天気続きで良かった

(27) 畑作に竹堆肥、本格使用開始

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里山と田畑と暮らしと in Shimane 島根 ~三原の郷づくり 第27回~ 2017/5/23 竹堆肥はすでに3、4月に田んぼに施用していますが、今からは畑作用に使います。 竹堆肥研究会(第9回投稿参照)のMさんが、4月上旬に最後の切り返しをやり、いつでも使える状況にしておいてくれました。いつものことながら、仕事の仕上げが丁寧なこと、感謝。 いいね、この仕事ぶり 軽トラ1杯(1㎥)出庫 わが自然(ジネン)園 では竹堆肥を、畑作の定植畝に散布、鋤き込みします。まずは野菜(トマト、ズッキーニ、カボチャなど)、そして6月にはエゴマです。 22日からは、トマトの定植畝づくりです。牛鶏糞堆肥、竹堆肥、苦土石灰を畝上に散布し、鋤き込みます。 トマト畝 牛鶏糞堆肥散布後 竹堆肥とはこんなもの  前にもお話ししたように、今年からはトマト苗は接ぎ木にしました(第17、23、26回投稿参照)。約130本の苗がハウス内で順調に成長して、一番花の蕾が大きくなりつつあります。一番花が開花したら定植です。 畝づくり一応完了 アー 暑さで疲れた 忙中閑あり。 どこから石垣に飛んできた? 毎年綺麗だ  石垣の源平菊

(26) 稲や野菜を育苗中、忙中に閑あり

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里山と田畑と暮らしと in Shimane 島根  ~三原の郷づくり 第26回~ 2017/5/20 稲のポット苗は大半が2葉となりつつあり(4.5葉まで育てる)、苗箱の下まで湛水し、苗床に肥料を施していないので4、5日ごとに液肥を散布しています。 2葉の苗 全体はこんな感じ 三原で唯一、JASを取得し、有機米を栽培しているMさんも(私はJASはとっていません)、今年からポット苗箱を試行し始めました。 Mさんのポット苗 こちらは3葉 育苗中の野菜や花も、次々と定植間近となりつつあります。 ズッキーニ→カボチャ→トマト→ピーマン→ナス→きゅうり→バジル→ケイトウと続きます。 この数日は、毎日、畝づくりです。 ハウス内での育苗  忙中に閑あり。 沢の水を田んぼまで引く水路沿いに、毎年この時期、ほぼ同じ場所に山野草が花を見せてくれます。今年もようこそ。 二人静(ふたりしずか) しょうま? 笹ゆり あと一つ。 水路沿いにギンヤンマが、羽化した直後のような状態で死んでいました。なんともきれいなので写真を数枚。 二万個の個眼でできた複眼をご覧あれ

(25) 透明感溢るる三原の郷_田園風景~佐左衛門選~

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里山と田畑と暮らしと in Shimane 島根  ~三原の郷づくり 第25回~ 2017/5/16 有機稲作をやっているMさんと我が家(6月上旬に田植え)以外は、大体田植えが終わりつつあります。 育苗中 田植え後、一週間くらいは、直線や曲線を描く苗とともに、田んぼの水面が全面的に見通せます。草刈り手入れされた法面もきれいで、年間を通じて最も透明感のある田園風景を楽しめる、生い茂る草との戦いを前にした、ほんのひと時です。 以下、私のお気に入りの風景の中から、幾つかをご紹介しましょう。 萩原山、甘南備山、円山に囲まれて 谷津(やつ)田の遥か先に三瓶山 谷津田の中ほどにある社 左から萩原山(双耳峰)、京太郎山、甘南備山を遠望   大江高山を正面に

(24) 稲の苗床 芽が出始めました

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里山と田畑と暮らしと in Shimane 島根 ~三原の郷づくり 第24回~ 2017/5/14  5月8日午後に苗床に並べたポット苗箱の種籾、今朝、確認したところ約1センチの発芽がかなりの部分で確認できます。 14日夕方 今日一日でかなり出揃った 左:コシヒカリ 右:イセヒカリ 早速、覆っていたシート二枚を外し、日光に当てます。 日差しが強く、かつ風もあるため、苗箱のポットが部分的に乾き(乾く部分は大体決まっている)、 計3回もジョロで潅水。 芽が生え揃ったら、水位を上げ苗箱の下まで湛水状態にしますが、それまではジョロ潅水がいいのではないかと思っています。 14日 夕方 今日一日で、苗床全体がかなり緑になりました。 まずはヤレヤレ。

(23) 接ぎ木トマト苗の鉢上げ

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里山と田畑と暮らしと in Shimane 島根  ~三原の郷づくり 第23回~ 2017/5/12 昨日から今日にかけて、接ぎ木しておいたトマト苗の鉢上げ(セルポットからポットへ移す)です。   左:鉢上げ後  右:セルポット  接合部のジョインホルダーは、幹が太くなると広がり、自然に外れる 接ぎ木成功苗は、全部で約130本、活着率は約6割強。 8、9割は活着するのではと思っていたのですが。 接ぎ木後の養生が悪かったのか、台木と穂木の細かな相性があるのか(品種により活着率に大差)、いづれにしても来年のために、要研究です。 シシリアン、ロッソ、ピッコラ、シンディの4品種

(22) エゴマの苗づくり開始

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里山と田畑と暮らしと in Shimane 島根  ~三原の郷づくり 第22回~ 2017/5/10 エゴマづくりの始まり、まず苗づくりから。 今日はTさん方のハウスで、エゴマの播種が行われました。 エゴマの種まきは、当地では5月中旬前後が多いようです。 エゴマ苗は、 セルポット育苗と苗床育苗がありますが、今回は前者。 ちなみに、川本エゴマの会最大手生産者Kさんの桃源郷のような圃場(土づくり農業をやり続けると、素晴らしい里山になる)では、苗床育苗の芽が出ており、畝づくりも完了。 メディアや役場関係者も 種まき器1 128穴のセルポットに、2-3粒 /穴ずつ播いていきます。 種まき器2 272枚のセルポットに播種完了。1反で18枚使うので、約1町5反分。 保温シートをかけて終了

(21) 滋味健食の地元食を引き継いでゆこう

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里山と田畑と暮らしと in Shimane 島根  ~三原の郷づくり 第21回~ 2017/5/10 今日、5月10日は、未来塾と公民館主催の、こだわりの「本膳づくり」です。 何がこだわりか。 三原で作られてきたお斎(とき) の精進本膳を忠実に再現し、後に伝えていこうというもの。 地元の食材を使うこと、味噌は当然手作り、豆腐・コンニャクもその場で作る、 出しは昆布のみ。 開催案内 当日のレシピ 伝統料理については腕に覚えのあるバアチャン達が勢ぞろい。料理室に入ったとたんに、熱気を感じます。 皆がテキパキ動き、本当に楽しそうです。 バアチャンたち自身による、企画・立案・運営であり(ある程度の触媒役ファシリテーターは必要でしょうが)、受け身の受講ではないからこそ、こうした雰囲気が自然と醸し出されるのでしょう。 このあたりのことについては、第10回投稿、“今までのこと 郷プロ「三原の郷_未来塾」 支え合いの地域・人づくり”をご参照ください。 川本町内でも、三原のバアチャンは総じてピンシャンしてると云われていますが、その原点はこの辺にありそうです。 皆がテキパキ 豆腐づくり 出来上がり 左上から つぼ、平、中ちょこ白和え・酢の物、ご飯、汁物 頂きましょう  本膳講座が成功裡に終わったあとは、いつものワイガヤサロンです。 ワイワイガヤガヤ