2017年7月4日火曜日

(41) 恵みの雨で生気みなぎる エゴマ、稲、トマト

里山と田畑と暮らしと in Shimane 島根 ~三原の郷づくり 第41回~

2017/7/4

最近のある程度まとまった雨で、植物に生気がみなぎりつつあります、作物も雑草も。

<エゴマ>

まずご紹介したいのは、第34回投稿で取り上げたKさんのエゴマ圃場です。先回は何日も続く日照りのさ中、総出で潅水作業に大わらわ、とても写真は撮れませんでした。

尾根すじの森の中、広大なエゴマ圃場は、四季おりおりに美しく 、桃源郷の趣があります。
ここでは自然の巡りと恵みのなかで、エゴマがすくすく育つよう、人がエゴマの手助けをさせてもらっている。そんな感じ。

桃源郷で作業中
いっきょに大きくなった
Kさんの近くのAさんの圃場(第40回投稿参照)。ここでも、しっかり土づくりされた圃場で順調に成長中。

竹堆肥はどの辺に施用かな?
 もう一人、IターンのS氏の圃場。彼には今年も、土寄せの際に竹堆肥を施用してみてもらう予定です。

日照りの時はどうなるかと思ったけど
 <無農薬有機稲>

 第35回投稿で取り上げた、有機JAS農家Mさんの、ポット苗圃場のその後です。
分げつも始まり、順調に成長中。
この若草色でなくちゃね
私、佐左衛門の自然(ジネン)園圃場。
田植え前の湛水期間を長くし(2か月)、除草剤を使わないと、浮草やアミミドロが田んぼの表面を覆いつくす。これが稲葉(民間稲作研究所)式有機稲作の特徴です。


緑が覆う
近くで見るとこんなぐあい
<トマト>

最後に自然園のトマト圃場。
今回の雨で、2倍くらいに急成長。7月2日、3日とまる二日かけて、トマトの枝の誘引作業。

今年からは、脇芽をなるべく摘まずに成長させるソバージュ栽培を試みています。根本の接ぎ木部分の上から出た脇芽3、4本をそのまま上にヒモで誘引します。
トマト畝の間で、うずくまったり立ったりしながら、まる二日。トマトを作っているというよりは、トマトが成長するのを手伝っているということを、腰の痛みとともに実感です。
今年は接ぎ木(23回投稿等)で、青枯れは無いはず

忙中閑あり。
本当に目の回る忙しさですが、水を見に行ったら(山の水を田に引く水源の所に行くことを、佐左衛門宅ではこう言います)咲いていました。葉が笹ユリに似ているので、そうだと思っていたのですが、咲いてみたら「ほととぎす」。
ホトトギス(杜鵑草、時鳥草)
花びらの斑点模様が、野鳥のホトトギスの胸に生える羽毛の模様と似ていることから
野の花を接写するたびに思うのですが、ここまでよく進化したよね~、1億年かけて。
見よこの造形美















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