2018年5月16日水曜日

(106) 田んぼの生きもの調査 イトミミズがトロトロ層を形成中

里山と田畑と暮らしとin Shimane 島根 ~三原の郷づくり第106

2018/5/16

我が家の田は、有機的栽培(栽培期間中 農薬・化学肥料不使用)を始めて、今年で3年目。

目を凝らして田んぼの中を見ていると、とうとうイトミミズ発見。
よく来てくれた イトミミズよ。
岩澤信夫さんの著作「究極の田んぼ」にあるように、有機的稲作では、これが居なくては始まらないよね。

このイトミミズの糞で出来るトロトロ層には、抑草と肥料の二つの意味があります。
・イトミミズの排泄物は、トロトロ層となり、厚さ5センチにもなり、当然雑草の発芽は抑制されます。またイトミミズの排泄物には膨大な肥料分(有機態窒素…注by佐左衛門)が含まれており、それが地力窒素(イネの全吸収窒素のうち地力窒素7、施肥窒素3…注by佐左衛門)となります。
・イトミミズは水深5センチから10センチくらいのところまで頭を下げ、土の中の有機物と微生物を餌として、泥と一緒に飲み込みます。
・そして水中に立てている尾から、ひっきりなしに排泄物を吐き出します 。尾の先には呼吸器があり、水中の酸素を取り入れています。
         出所:岩澤信夫著「究極の田んぼ 耕さず肥料も
                農薬も使わない農業」

上のやや左にイトミミズ
右下が浮草
尻を上に出してユラユラ
活発に泥を食べて排泄&呼吸中
棒状のものはイトミミズの糞塚(?)

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