里山と田畑と暮らしと in Shimane 島根 ~三原の郷づくり 第61回~
2017/9/27
今日は、三原郷土資料展示室のオープン初日。
三原をもっと知ろう会のKさんがずっと温めていたプロジェクトです。三原の郷_未来塾の面々がこれに協力し、かつて使われていた農具、生活具を、三原中から集め、開室にこぎつけました。
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Now open |
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右端で杵を持つのがKさん |
足踏み脱穀機を前にしたら、子供のころの話が出るわ出るわ。イメージが広がるんだな~~、
驚き!! これはしっかり聞いておかなくては。
- 親が真ん中で足踏み脱穀
- 子供は左右の端で足踏みの手伝い、危ないから手前の手すりをしっかり握ること
- そのうち電動モーターとベルトで動かすように
- 電力事情が悪かったから電力に余裕のある夜中に父母が脱穀作業
- 子供は朝、学校に行く前に脱穀済みの稲わらを「あまだ」(「牛のだや<牛小屋>」の二階)に放り上げる
- 放り上げた稲わらは牛のだやの敷料(牛の足元に敷く藁や草)に使う・・・・・・・・・・
思いついた!みんなの想いの籠った色々な用具について、近いうちにみんなでワイガヤ、それを小冊子にしよう。 学校教育にも使えそうだな。フム、これは良さそうだ。
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足踏み脱穀機 |
数ある中から、いくつか興味深いものをお見せしましょう。
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大足: 小さい田、深い田の代掻き用具/履いて田を踏んで均平にする |
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万鍬: 代掻き用具、牛に引っ張らせて使う |
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手前は犂/ 後は万鍬の進化型でトラクターのロータリの刃に近く、真ん中の板に人が乗り牛に引っ張らせて使う 昔は太一さんという牛使いの名人がいた、その人、私も覚えてますよ |
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繭毛羽取り機: 元の繭についているモヤモヤ繊維を取る |
午後は村の皆さんが来てくれてワイガヤ、駐在さんいつも来ていただいてthanks。
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皆でいつものワイガヤ |
素晴らしいです!
返信削除展示って生きたものが無いと過去の世代には伝割りにくい…生きたストーリあってこそ!と改めて佐左衛門さんのテキストありきで感動しました.ただ古いものはどこにでもあるとして…ストーリと共にあるのが記憶のリアリティ,だからこそ伝承に向かうんですね.それが地元学という難しい言葉の本質なのかもしれませんね('._')Y
共感していただき、ありがとうございます。
返信削除地元学でも、特に過去の歴史については、「面白い今がある→過去も興味深いものになる→今がさらに面白くなる→続いていく」というサークルだと、思っています。
今回の場合は、「バアチャン達が集まって昔話が盛り上がる」というのが、面白い今に当たります。
地域づくりというのは、農業、支え合い、地元学の各々の分野で、数回限りのイベント的なものではなく、継続する「面白い今」をどう作り上げていくかということではないでしょうか。