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4月, 2017の投稿を表示しています

(19) ぼかし肥料づくり、苗床づくり、その合間にシュレーゲルアオガエル

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里山と田畑と暮らしと in Shimane 島根  ~三原の郷づくり 第19回~ <ぼかし肥料> 夏の野菜(トマト、ズッキーニ、オクラ、ピーマン、ナスなど)とエゴマ用にぼかし肥料を、160㎏作っています。 つくり方としては、嫌気性発酵と好気性発酵の二つがありますが、今回は好気性発酵によるものです。   もっと気温が上がってくると、雑菌などで好気性がやりにくくなるため、嫌気性発酵で作ります。 米糠100㎏と菜種粕20㎏を混ぜ合わせる 先行して作っておた麹菌で発酵させた米糠40㎏と混合 水分率50%程度に加水し混ぜ合わせ 仕込み完了 後、数日おきに手で切り返し 翌朝の朝には、温度が45℃くらいまで上がっていました。 <苗床> 苗床の準備も始めています。田んぼの仕切りの中に見える長方形(1.5m×10m) の部分が苗床です。 5月5日か6日に、この上に苗箱を並べます。 こうした自然に近い環境で、健苗を育てるのが狙いです。 苗床   <シュレーゲルアオガエル> 鳴き声が最もきれいなのは、沢のカエルでは、当然、カジカガエルですが、 三原の田んぼでは、このシュレーゲルアオガエルです。 シュレーゲルアオガエル 見た目はアマガエルに似ていますが、アマガエルは鼻から目の後ろまで黒い筋があり、シュレーゲルにはそれがありません。 「キュロロロロッ」、「キロロロロッ」、といった木琴か小鼓を高速連打しているような、透明感のある高い鳴き声が特徴です。 日中はこのシュレーゲルのみが鳴いていることが多く、新緑に囲まれ、ほとんどすべての田に水が入った中の贅沢なひと時です。

(18) 雑木林に春来りて

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里山と田畑と暮らしと in Shimane 島根  ~三原の郷づくり 第18回~ 三原の里山の芽吹きの時は、私の最も好きな季節です。 いたるところで、息を飲むような、 色々な緑のグラデーションに出会えます。  とくに雨上がりの薄曇りの時が素晴らしい。 そんな三原の風景と、 徳富蘆花のエッセイ集「自然と人生」より「雑木林」の一節を、ご紹介しましょう。 徳富蘆花 「雑木林」より 我が家の窓より

(17) トマトの接ぎ木苗づくり

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里山と田畑と暮らしと in Shimane 島根  ~三原の郷づくり 第17回~ 私はトマトが好きで、帰農して以来この5年間作り続けています。 中玉のシシリアンルージュ(極上調理用)、シンディスイート(甘酸がはっきり、生&調理)、ミニトマトのロッソナポリタン(生&調理、シシリアンと混ぜるとさらに良し)、ピッコラカナリア(高糖度13度)の4品種が、わが自然(ジネン)園の定番です。 上の段がトマト畑 旬の7、8月の生食もいいのですが、瓶詰ピューレが非常に重宝です。シシリアンルージュ やシンディスイートを湯むきし、煮詰めて、ピューレ状態で脱気瓶詰めしておくと、長期間(1年?)楽しめます。 これらの4種類のトマトを固定畝で約300本作っているのですが、連作障害の青枯れ病に悩まされています。竹堆肥、竹炭、落ち葉堆肥、自家製ぼかし肥料などを畝に毎年入れ続け、高畝にしていますが、収穫最盛期の直前に約3、4割がやられてしまいます。 そこで今年からは、接ぎ木苗にせざるを得ないなと。 台木はタキイ種苗のグリーンガード(TM-2a、我が家の4種のトマトに適合)を使います。 接ぎ木用の必須道具 ジョインホールダ―(上) 接ぎ木ガイドカッター(下) 台木を斜めカット ジョインホールダーをセット 子葉の下から斜めカットした穂木(我が家の4種トマト)をつなぎ 霧吹きで水スプレー 約200本の接ぎ木完了 これで直射日光や風を当てずに、約4日間くらい養生します。 翌朝、作業小屋に行ってみると、皆、ピンと立っている、こりゃ大丈夫だな、よしよし。

(16) 種籾の選別・酵母処理・浸漬

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里山と田畑と暮らしと in Shimane 島根  ~三原の郷づくり 第16回~ 無農薬有機稲作は、慣行農法(農薬・化学肥料)に比べ、1か月遅れの6月上旬が田植えとなります。これには合理的な理由があるのですが、それはおいおいお話ししましょう。 去年は比重1.13の塩水で種籾を選別したのですが、 今年は1.15とより厳しくやります。 比重1.15の塩水 比重計 浮いているのが不良籾 沈んでいるのが良籾 良種もみを良く水洗いし、塩分を除き、酵母処理開始。 酵母菌を培養した液に種もみを漬けると病原菌が不活性化し、また、酵母菌の働きで苗の生育も良くなると言われています。 私は昭和酵素Hi-Sの1,000倍液を使います。 バスタブの中で、25度 24時間 酵母処理後、すぐに真水に浸漬開始。水温13~15度で、積算100日℃(水分率25%となり発芽)を目指す、今日の水温は15度。

(15) 子供たちの山菜取り

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里山と田畑と暮らしと in Shimane 島根  ~三原の郷づくり 第15回~ 今日4月23日は、子供とお母さん・お父さんたちの、山菜採りです。 主催するのは、未来塾と川本町教育委員会。 快晴、新緑の中で、朝9時から午後2時過ぎまで、みんなで楽しみました。 それにしてもこの時期の里山は本当にきれいです。 さあ出発 新緑の中を   何を採ろうか 野蒜(のびる)だよ ハヤとドロバイ(アブラハヤ) 人形に挑戦 大根の花に 真っすぐな小道を 田んぼの赤レンゲの中で タケノコもいっぱい掘ったよ   気持ちいいな 何をしてんのかなー 泥遊びか ヨモギ団子を捏ねてます   団子をゆでてます ヨモギ団子出来上がり 地元の料理上手バアチャンのごちそう&採ってきた山菜の天ぷら いただきまーす お昼の後は紙飛行機

(14) 花の紫 葉のみどり うら若草の 野辺の糸

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里山と田畑と暮らしと in Shimane 島根  ~三原の郷づくり 第14回~ 今日は素晴らしい春の一日でした。 「人に知られぬ春の日の霞の奥をたれか知る」 春の風景に浸り、いい写真も撮れました。 しかし農作業が目白押しで、これも午前中の二時間。 藤村の歌と三原の霞の奥の風景をどうぞ。 島崎藤村 若菜集 林の歌 山精(やまびこ) ひとにしられぬ たのしみの ふかきはやしを たれかしる ひとにしられぬ はるのひの かすみのおくを たれかしる 「三原の景観 佐左衛門選より」 左から 萩原山 京太郎山 甘南備山 木精(こだま) はなのむらさき はのみどり うらわかぐさの のべのいと たくみをつくす 大機 ( おおはた ) の 梭 ( をさ ) のはやしに きたれかし 花桃の里にて 山精 かのもえいづる くさをふみ かのわきいづる みづをのみ かのあたらしき はなにゑひ はるのおもひの なからずや 花桃の里にて 木精 ふるきころもを ぬぎすてて はるのかすみを まとへかし なくうぐひすの ねにいでて ふかきはやしに うたへかし