今日は素晴らしい春の一日でした。
「人に知られぬ春の日の霞の奥をたれか知る」
春の風景に浸り、いい写真も撮れました。
春の風景に浸り、いい写真も撮れました。
しかし農作業が目白押しで、これも午前中の二時間。
藤村の歌と三原の霞の奥の風景をどうぞ。
島崎藤村 若菜集
林の歌
山精(やまびこ)
ひとにしられぬ
たのしみの
ふかきはやしを
たれかしる
ひとにしられぬ
はるのひの
かすみのおくを
たれかしる
「三原の景観 佐左衛門選より」 左から 萩原山 京太郎山 甘南備山 |
木精(こだま)
はなのむらさき
はのみどり
うらわかぐさの
のべのいと
たくみをつくす
大機(おおはた)の
梭(をさ)のはやしに
きたれかし
花桃の里にて |
山精
かのもえいづる
くさをふみ
かのわきいづる
みづをのみ
かのあたらしき
はなにゑひ
はるのおもひの
なからずや
花桃の里にて |
木精
ふるきころもを
ぬぎすてて
はるのかすみを
まとへかし
なくうぐひすの
ねにいでて
ふかきはやしに
うたへかし
0 件のコメント:
コメントを投稿