2018年7月16日月曜日

(113) 佐左衛門水田に光合成細菌ご到来

里山と田畑と暮らしとin Shimane 島根 ~三原の郷づくり第113

2018/7/16

我が家の無農薬有機水田で、光合成細菌(赤菌)が広がってくれつつあります。
イトミミズ(106回投稿)に続くうれしい出来事。無農薬有機栽培3年目にして、次第に田んぼが良くなっているよう。

この赤い部分がそう
やや長くなりますが、光合成細菌とは:

湛水状態で有機物が多く、明るいところを好む嫌気性菌。べん毛で水中を活発に泳ぎまわり、土にも潜る。田んぼやドブくさいところに非常に多く、イネの根腐れを起こす硫化水素や悪臭のもとになるメルカプタンなど、作物に有害な物質をエサに高等植物なみの光合成を行なう(酸素は出さない)異色の細菌。一説によると、地球が硫化水素などに覆われていた数十億年前に光合成細菌やシアノバクテリア(酸素を出す)が現われ、現在の地球環境のもとをつくったそうだ。

環境を浄化する働きとともに、空中チッソを固定し、プロリンなどのアミノ酸や核酸のウラシル・シトシンをつくるため、作物に施用すると味をよくしたり土を肥沃にしたりする赤い色が特徴だが、その元であるカロチン色素によって果実のツヤや着色をよくする効果もある。菌体にはタンパク質やビタミンも豊富で、家畜や魚のエサにすると、成育が早まったり、産卵率が上がったりする。

酵母菌やバチルス菌などの好気性菌と共生すると、相互に働きが活性化されるという作用があるのがおもしろい。ダイズの根につく根粒菌も光合成細菌と共生すると、活性が長く維持される。
出所:農文協 ルーラル電子図書館

0 件のコメント:

コメントを投稿