2017年6月28日水曜日

(40) エゴマ近況~雨よ降れ

里山と田畑と暮らしと in Shimane 島根 ~三原の郷づくり 第40回~

2017/6/28

今年は雨不足で、エゴマ農家は雨乞いをしたい気分です。
苗を定植したものの、水分不足で枯れてしまい、植え直すケースがかなり出ているようです。

大量の枯草を鋤き込んで、連作障害を回避し、量と質を確保しているAさんの圃場です。
数日前の久しぶりの雨の後に定植完了、活着。
今年は、軽トラ一杯分の竹堆肥 (竹堆肥研究会、第9回投稿)を、使ってみてもらうことにしています。どんな変化が出るのか楽しみです。

ガッシリした苗と圃場
こちらは、規模の大きい生産者の一人であるYKさん。この2、3日の雨模様を利用して、一気に定植しようとしています。
畝の上に、自家製の極上発酵肥料(米糠が主原料、薄上秀雄方式、第28回投稿) 散布し定植。竹堆肥は後程、株元への土寄せの際に散布します。
畝づくり
袋の中身は?
極上発酵肥料
佐左衛門のエゴマ圃場。
畝上に牛鶏糞堆肥と苦土石灰を散布し耕耘、定植の株穴に竹堆肥と発酵肥料(上記Kさんと同じく薄上秀雄方式、ただしKさん程の極上ではない、第19回投稿)を散布。6月29.、30日の雨を利用して定植します。
畝上の株元に発酵肥料と竹堆肥


2017年6月27日火曜日

(39) 三原の郷づくりワークショップ開催予定~2017年12月2日土曜日 (20170627第一次案)

里山と田畑と暮らしと in Shimane 島根 ~三原の郷づくり 第39回~

2017/6/19日原案作成、その後の修正(20日、21日、22日、23日、24日、27日)

三原の郷づくりワークショップを、今年の秋12月2日(土)に開催したいと思います。
都合により、開催日を11月25日から12月2日に変更させていただきます。  
三原の郷づくり 全体イメージ
第8回投稿で次のように書きました。
  • この3月で「三原の郷プロジェクト」の発展的終了➡「三原の郷づくりワークショップ」の実施
  • 2017年より毎年一回(秋)各自主組織のその年の活動の方向性の相互確認、外部との交流を通じて郷づくりを強化する
  • 手の届きにくい成功事例ではなく、身近な事例としての「三原の郷づくり」について、地元三原の実施者が手づくり報告
  • 他地域で郷づくりを志す人々、新規就農希望者、農的生活を希望する都市住民、滋味健食を求める消費者などに来てもらい、議論し、共感し、その後どぶろく(三原どぶろく特区立ち上がり)も楽しみ、お互いにネットワークを広げたい
もう6月ですので、ワークショップ実施の第一次案を公表し、11月にむけて、参加していただく皆さんと意見交換しながら、内容をブラッシュアップしていきたいものです。



※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 

三原の郷づくりワークショップ 第1次案_2017/06/27修正版


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

<日時・場所>

 2017年12月2日(土) 10:00~16:00、三原郷づくりセンター
 17:00~やんちゃんの里(農家民泊)で調理体験・食事・懇談(間に合えばどぶ ろくが飲めるかも)

<参加費> 

お昼代を○○○円いただきます。お昼は発表テーマでもある三原の定番伝統食

<郷づくりの全体イメージ>

新規就農者が魅力を感じる農業と自然があり、ここに住みたいと思える住民の支え合いがあり、人と人・人とこの地の自然を繋げる食があり、こうした面白い今には思いをはせたい歴史がある

<ワークショップのスタイル>

・下記の問題意識で、郷づくりを行っている三原の住民が、1人20~30分程度発表
・各発表テーマについて出席者参加でワイガヤ(ワイワイガヤガヤ)
・午前中:有機的農業、午後:生活支え合い、食と歴史

<発表テーマの問題意識>

★有機的農業

<エゴマ>

・エゴマの全国ブランド化が可能になった要因を再確認し、ブランドの維持・拡大を図る
 →先駆者に聞く

・新規就農者の受け入れには組織的な対応(住む場所、栽培研修、加工研修、販路確保、農地斡旋、各種補助金の活用など)が必要だが、その受入れ体制の検討・整備状況を報告

・無農薬有機(又はそれに近い)のエゴマ栽培・収穫の方法は画一的ではなく、各人が色々な工夫をしている。その工夫の事例集をつくり、公表、活用する。

・収穫後の貯蔵管理、搾油のポイントを個人的なノウハウから共有知へ。

<米>

・無農薬有機米栽培が広がらない最大の理由は「手間がかかる」だが、その打開策はあるのか
 →先駆者に聞く
 →無農薬有機米の省力栽培技術紹介: 民間稲作研究所_稲葉光國方式、それが可能な条件(秋起こしのための乾田化の程度、深水管理のための豊富な水、水持ちの程度など)、その条件を満たす圃場はどのくらいあるのか

・無農薬有機米の販売ルート開拓の余地はどの程度あるのか

・環境保全型農業振興のために、町役場にはどう動いてもらうか

★生活支え合い

・動く住民自主組織(三原の郷_未来塾)を作ってきた基本パターン「とにかく動いてみる→色々なこと(ヒト、こと)が見えてくる→見えてきたことを議論する→議論したことを仕組みにする」の現状を再確認し、支え合いをさらに広げていくための方策を考える。

・社協、自治会等の既存組織との協働・調整をどうするか
 →島根県にもある全国的先進地域(出雲市平田地域)に学ぶ

・地域医療(地域包括ケアシステム)の視点で町役場、仁寿会等とどう協働するか
 → 看取り医療・介護・予防・住まい・生活支援の連携を生活圏域で強化していく必要あり

★食と歴史

・人と人、人と自然を繋げる三原の伝統食(滋味健食)の定番づくり

・今があるから歴史もある→歴史と「面白い今の三原」をどう結びつけ外にアピールするか
 →例えば「自然農園巡りと弥生以来の三原の歴史トレッキング」

・三原のどぶろくづくり談義→こういうどぶろくを作りたいんだ~作り手と住民の思い

★★ 日々修正していき、6月中に第一次案として完成予定。★★


2017年6月25日日曜日

(38) こんなこともあったんだよねーー昭和・平成の三原の歴史座談会

里山と田畑と暮らしと in Shimane 島根 ~三原の郷づくり 第38回~

2017/6/25

今日25日、第11回投稿でご紹介した、「歴史年表 三原の昭和・平成 」(リンク先参照 三原の昭和平成歴史年表 20170626版)について、作者のH氏を中心に住民が三原まちづくりセンターに集い、ワイガヤの座談会を約3時間楽しみました。


作者H氏 プレゼン
さて、色々言いたいけれど
 ご出席の郷土史家の二人の先生からは、「今となっては情報の少ない昭和初期の村の状況も、良く調べてあり、情報価値のある著作だ。三原以外でもこうしたものがほしい」との評価をいただき、H氏も少しニンマリ。

H氏のプレゼンは、ちょうど昨日催された三原田植えばやしの盛衰などを織り交ぜたお話で、出席者は、その年齢からしても、とくに昭和初期~中期の出来事に聞き入っていました。

24日 三原八幡宮にて田植えばやし 小学生が何人も参加_暑かったね
座談会で出た色々な意見・感想の一部を、ご紹介しておきましょう。

・三原出身者には面白く、懐かしい内容だ。都市部在住の三原出身者に配り、「Uターンはどうですか、そこまでいかなくても年に数回は帰省してきて」と呼びかけたらどうか
・学校教育にも使えそうだが、あまりにも色々な事が載っている(年表だからネ― 佐左衛門)から再編集が必要
・年表の中から、今につながるいくつかの面白いテーマを選びだし、テーマごとの歴史として内容も追加・再編集したらどうか。例えば、「三原の食生活の歴史と、受け継いでゆきたい三原の定番伝統食」など

この歴史年表を、発展的に活用していきたいものです。






2017年6月23日金曜日

(37) 花桃の里は今、花菖蒲の園

里山と田畑と暮らしと in Shimane 島根 ~三原の郷づくり 第37回~

2017/6/23

第13、14回投稿でご紹介した花桃の里は、今は花菖蒲の園です。


4月21日 花桃の里を目指して

今、花桃の二段下は花菖蒲園
花がら摘み
YYさんが、こまめに花がらを摘んでいます。
これは見た目の問題だけではなく、そのまま付けておくと種が付いて、株が栄養を取られて弱ってしまうからとのこと。
また花菖蒲には連作障害があり、長くても10年に一度(品種によっては2、3年に一度)は植え替えが必要だそうで、現在植え替え中 、大変な作業です。

花菖蒲は江戸時代の初めころから、300年以上品種改良され、今では5000種を超える種類があるという。

以下は、YYさんの花菖蒲園の数ある花の中より。







此の花一番好まし 佐左衛門
 






昔、佐倉市に住んていたころ、佐倉城址公園の花菖蒲園に、毎年、写真を撮りによく行ったものです。 そのころの写真も数枚どうぞ。
2003/6/7
2003/6/7
2004/6/5






2017年6月21日水曜日

(36) 田車押し開始しました

里山と田畑と暮らしと in Shimane 島根 ~三原の郷づくり 第36回~

2017/6/21

16日の第33回投稿では、まだ稗は出ておらず、今のところ様子見と書きましたが、深水管理が徹底できない田で、19日あたりから稗が出始めました。

田植え後約10日で苗も活着しているので、田車押し開始です。
私も現在68歳ですので、作業は休み休み、他の作業も交えながら1反/1日 のペースです。
年代物の田車と無農薬有機田
田車は押すコツがあり、手前を下げる(先端を上げる)ほど泥を多く噛み込みますが、重くて押せなくなる。上げ下げの加減がポイント。

条間の稗はこの田車のローターが回転し泥に練り込みますが、株間の稗が残ってしまいます。
しかし、下の写真のように稗が小さい間(田車の右下部分にあり)に田車を押すと、株間にトロトロの土が寄り、土寄せ状態となり、かなりの稗がトロトロ層で覆われご昇天。

条間と株間の稗

2017年6月18日日曜日

(35) 稲のポット苗拡大中

里山と田畑と暮らしと in Shimane 島根 ~三原の郷づくり 第35回~

2017/6/18

有機稲作にはポット苗育苗が必須ですが(第31回投稿参照)、それがこの地で広がりつつあります。 

JASの認定をとり、有機稲作を大規模に行っているMさん(竹堆肥研究会のメンバーでもある)が、従来のマット苗からポット苗への転換を検討中です。
Mさんによると、マット苗に比べポット苗には次のような利点もあります 。
  ・育苗培土の使用量が少ないので1箱が軽く、作業性良
  ・発芽後の1日3回もの潅水作業が要らない

大手農家相手ですから、みのる産業(ポット苗機器のメーカー、本社岡山)も気合の入れ方が違います。今日17日は、実演機を持ち込んで、Mさん宅前のJAS認定圃場での田植えです。
 
みのる産業講師実演1 後から出ているのは米生糠(稗発芽防止)
みのる産業講師実演2
講師同乗操作 Wさん うまいもんだね それにしてもいい苗だネこれは!
操作習得完了









2017年6月16日金曜日

(34) 雨よ降れ

里山と田畑と暮らしと in Shimane 島根 ~三原の郷づくり 第34回~

2016/6/16

 エゴマ苗の定植が本格化しています。

定植後のエゴマ圃場の様子を投稿しようと、大手生産農家Kさんの圃場へ、写真を撮りに行きました。

しかしそこで見たのは、家族総出での潅水作業 。とてもカメラ片手に、お邪魔をすることなどできそうもありません。写真は撮らずに、早々に引き上げました。

ほかの圃場も2、3回りましたが、皆、雨不足に困っています。ここでもカメラは軽トラの中においたまま。

そういうことで、今日は写真は無し。

どうぞ、雨よ降れ。

(33) 自然園の現在~野菜の定植、田植えは終わり、残るはエゴマの定植 

里山と田畑と暮らしと in Shimane 島根 ~三原の郷づくり 第33回~

2017/6/16

色々な野菜の定植や田植えも終わり、ようやく繁忙期のピークを越えつつあります。

我が自然(ジネン)園は、無農薬有機ですので、田んぼでは田車を押し除草します。いまのところ、3回代掻き(稗の練り込み)、田植え直後の米糠散布(有機酸による稗発芽抑制)、 深水(稗発芽抑制)などにより、稗はまだ出ていません。田植え後1週間目あたりから、苗が活着し田車が押せますが、他の作業もあり、今のところの様子見です。

江戸時代の宮崎安貞「農業全書」によると、「上農は草を見ぬうちに、中うちして草をとる。中農は草が見えてからとる。下農はみえてもとらない」。

今、若草色の苗が最も美しいとき、この若草色は有機栽培の特徴です。慣行農法では窒素が効いているため、もっと黒っぽい緑となります。

手前がイセヒカリ 向こう側がコシヒカリ
イセヒカリ
コシヒカリ

接ぎ木のトマト苗は、定植後、順調です。一番花が着果し、二番花が咲きだしています。
これからは、ネット上に這わせ、こまめにヒモで誘引していきます。
トマト圃場
シシリアンルージュ 

 ズッキーニも花が咲き、実がつき出しました。
ズッキーニ圃場
ズッキーニ 花と実

エゴマは苗の間引きをやっています。1週間後あたりから、雨模様になるようなので、その時に定植したいものです。
エゴマ苗とエゴマ圃場(奥も)








2017年6月15日木曜日

(32) どぶろく特区に認定されました

里山と田畑と暮らしと in Shimane 島根 ~三原の郷づくり 第32回~

2017/6/15
 
島根県にはすでに7つのどぶろく特区がありますが、今回、第42回特区申請で、5月16日に、川本町(三原地区)もどぶろく特区に認定されました。

実際にどぶろくをつくるのは、私、佐左衛門の同級生で、農家民泊を営むYM君です。
彼が長年温めてきた、どぶろくを作りたいという気持ちと、この3年間の三原の郷づくりプロジェクトの活動(参照 第8回投稿)が融合して、認定に至ったものです。

YM君命名のどぶろくの名前は、五つの砦と書いて、「いつしろ」と読みます。
戦国時代、石見の小笠原氏がこの地を領有していた時代、準高原地帯のこの三原への幾つもの入り口に、多くの砦が築かれていたことに由来するものでしょう。


我が家の竹堆肥育ちの無農薬有機米イセヒカリも、酒米として使ってもらえることになりそうです。ちなみに、イセヒカリは1989年に伊勢神宮の神田で発見された米ですが、硬質米で酒米にも向いています。
イセヒカリの圃場 6月9日田植え



2017年6月10日土曜日

(31) 田植えと畑の定植が重なり大忙し

里山と田畑と暮らしと in Shimane 島根 ~三原の郷づくり 第31回~

2017/6/10

6月9日、無農薬有機稲の田植え開始です。慣行農法に比べ、約1か月遅れですが、これには理由があります。
  ・露地で健全な太い苗を育てるため、ある程度高い気温が必要
  ・水温上昇で発芽した稗を2、3回 代掻きで土に練り込む
  ・アミミドロ(光をさえぎってコナギの発生を抑える)やイトミミズが発生し抑草効果を発揮するに   は、田植え前に20℃まで水温が上昇する必要あり
 
今年の苗は、有機液肥を3、4日ごとに散布したためか、生育も順調で、播種後約30日で4.5~5葉の成苗となりました。
このガッシリとした若草色の苗を見てください。

運搬用ハンガーにポット苗箱をセット
一般的なマット苗と比べ、次のような特徴があります。
  ・マット苗は2~3葉の稚苗、ポット苗は4.5~5葉の成苗
  ・したがって太くガッシリとして長いため、田植え直後から深水ができる(稗の発芽抑制)
  ・ポット苗には根鉢(根と土のかたまり) が付いているので、田植え後の活着が早い
  ・疎植で分げつが旺盛
ポット苗箱と根鉢付きのガッシリ苗
歩行型の二条植え機での田植えです。 昨年の日記の田植え機操作のポイントを読んだうえで作業開始、しかし思い出すのに2~3列かかる。もう少し詳しく書いておかねば。
田植え機です
ゆったりと尺角植え
畑の方も定植が続いており、休む暇がありません。

鶏頭の花 定植 上にかけているのはフラワーネット
エゴマの苗 間引きが必要























2017年6月3日土曜日

(30) 畑は定植の最盛期、田植えは来週

里山と田畑と暮らしと in Shimane 島根 ~三原の郷づくり 第30回~

2017/6/3

畑では、カボチャ、ズッキーニに始まり、昨日ようやく接ぎ木トマト約110本の定植が終わりました。
終わるとほぼ同時に竜巻注意報、幸いなことに竜巻は発生せずに恵みの雨 。

定植完了 大株になってくれよ~

トマト ピッコラカナリアの一番花

ズッキーニです 苗の段階はカボチャと瓜二つ
明日からはピーマン、ナスの定植開始、同時にタマネギ1500個の収穫です。

田んぼのほうは、苗が4葉状態まで成長し、あと1週間すれば4.5葉での田植えとなります。
4葉の稲苗

稲苗床の様子
エゴマも出芽し、順調に成長中。ハクビシンやむじながミミズを求めて畝を掘るので、周りを針金2段で囲ってます。近くに電柵があるので、これで学習効果あり。
エゴマの苗床