2017年7月27日木曜日

(49) 小学生のサマーキャンプで大賑わい

里山と田畑と暮らしと in Shimane 島根 ~三原の郷づくり 第49回~

2017/7/27

昨日は、 小学生14人の川本サマーキャンプ一日目が、旧三原小学校(現公民館、三原まちづくりセンター)で行なわれました。

教育委員会、サポートの高校生たちと協働したのは、三原の郷_未来塾の面々と、三原の料理エックスパートのバアチャン達。

 昨日までの雨模様から一転し、いい天気。暑いけれど風もある程度あり、絶好のキャンプ日和です。
全員でパチリ
まずは、これから二日間で使う、my箸とお茶碗を、孟宗竹で作ります。講師はおなじみのYさん、どぶろく特区の彼です。
my箸づくり

箸、茶碗づくりが一段落。
今度は、無農薬有機の佐左衛門の自然(ジネン)園 トマト圃場で、夕食サラダ用のトマト収穫です。自然観察もやりました~トマトは会話するそうだけど本当? どんな虫がいる? 虫は多い、少ない? 夜のお勉強につなげます。

トマト おいしい
トマト圃場から帰ってきたら、みんなで夕食準備。楽しく、大忙し。

ズッキーニとピーマンを豚肉で巻いて
男の子もやるぞ
さあ、食べよう。
そうめんが、未来塾のオジサン達が作った孟宗竹の流し竹(凝ったつくりです) を流れます。子供は、これが好きだね~。

うまい、うまい
竹筒ご飯も、甘くておいしいと、子供たちがおかわり。

こんな風につくります
おかわり

食後は近くの温泉でさっぱりとし、少しばかり、自然の不思議さ・素晴らしさ、38億年の歴史についてお勉強しました。
使った資料は 自然の中で?!


みなさん、お疲れ様。


















2017年7月25日火曜日

(48) エゴマの土寄せ

里山と田畑と暮らしと in Shimane 島根 ~三原の郷づくり 第48回~

2017/7/25

エゴマがぐんぐん成長中です。
7月上旬の状況と比べると、その速さに驚きます。

この時期に重要なのは、株元への土寄せ作業。
エゴマは根が浅いので、土寄せして茎からも発根させ、根鉢をよりしっかりしたものにします。摘心するか否かで違いますが、人の背丈くらいになりますので、根がしっかりしていないと、風で倒れてしまいます。また土寄せは雑草おさえの効果も大。

丁寧に土寄せされた、みごとな圃場を二つ紹介します。


Kさん圃場 7月24日

Kさん圃場 7月3日


Aさん圃場 7月24日

Aさん圃場 7月3日

Aさんの圃場では、竹堆肥研究会の竹堆肥を、軽トラ一杯分、試用してもらっています。
圃場の一部分で、株元に散布して土寄せ。 どの程度の結果が出るか、楽しみです。


土寄せ作業中のAさん夫妻

手前のポールから左が竹堆肥施用










2017年7月21日金曜日

(47) 多数の皆さんのご参加に感謝~ワークショップ開催のための第一回準備ミーティング

里山と田畑と暮らしと in Shimane 島根 ~三原の郷づくり 第47回~

2017/7/21

<ありがとうございました、またよろしくお願いします>


昨日、7月20日19:00~20:30、三原まちづくりセンターで、三原郷づくりネットワークのワークショップ(2017/12/2開催予定)のための、第一回準備ミーティングを行いました。

住民13人、川本町役場5人、県関係5人の皆さんには、暑い中、本当は一番ゆっくりしたい時間帯に集まっていただき、ありがとうござます。

始めの20分間、三原の郷づくりネットワーク ワークショップ案_20170713(第43回投稿)について、事務局から紹介。
その後は、出席者全員に自己紹介と、このワークショップについての一口コメントをしていただきました。

今後は、12月に向けて、各テーマごとに、日常的なワイガヤや何回かのミーティングなどを通じて、ワークショップ案をより具体的なものにしていきたいと考えています。
適宜、関係の方々にはご参加下さいますようお願いいたします。

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 ここに写真を入れる予定でしたが、写真を撮るのを失念、残念
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<当日の質問に対する答えを補足しておきたいこと>


Q: 今年3月までの郷プロと同じではないのか
A:  三原の郷づくりプロジェクト(郷プロ)を発展的解消して、今の「三原の郷づくりネットワーク」が
   ある。新たに追加や強く意識した部分:

  • 面白い今の三原を作るという意識で、今までの各々の活動の内部ネットワークの強化
  • 面白い今の三原を作るという意識で、三原・川本の外、さらには県外とのネットワークの強化
  • 竹堆肥から有機的農業(エゴマ、米)を前面に出す 
  今後の当会の正式名称は、「三原の郷づくりネットワーク」とする。

Q:ワークショップとは何か、報告会とどう違う
A:ワークショップとは、下記のようなもので、発表する人・聞く人といった報告会とは、
  全く違うものでありたい

  • 面白い三原の今を作るために
  • 改善したい課題について、みんな参加でワイガヤ
  • 一歩一歩動く方向と積み上げてゆくべきことを決めていこう



2017年7月17日月曜日

(46) 接ぎ木トマト~順調、収穫始まり

里山と田畑と暮らしと in Shimane 島根 ~三原の郷づくり 第46回~

2017/7/17

何度かご紹介しています接ぎ木トマト(第17、23、29、30、41回投稿)が、順調に成長し、今一番花の部分の収穫開始です。

2017/7/16
2017/7/3
2017/6/26
6/26から7/3にかけての爆発的な成長を見てください。29、30日と、久しぶりにまとまった恵みの雨のおかげです。
有難いのですが、7月2、3日はまる二日、ひたすらトマトの枝の誘引作業。自然を相手に農業をしていると、自然は時として、爆発的な動きをする。その時なんとか人がコントロールできる状態に戻しておかないと(第44回投稿 田んぼの草取り)、あとはむちゃくちゃ。年に何回かある、その「ひたすらの数日間」が重要なのだと、帰農5年にして実感しています。

自然(ジネン)園の定番トマト4種、一番花の実が熟しはじめました。

 <調理&生食>
  • シシリアンルージュ(中玉):湯むきし、オリーブオイル&ニンニクで絶品の濃厚トマトペースト
  • ロッソナポリタン(中玉~ミニ):生食もリンゴのようで美味、シシリアンと一緒にペーストにすると味がさらに濃厚に
  • シンディスイート(中玉):甘&酸がはっきりしておりトマト好きのトマト、糖度が9度くらいまで上がるとフルーツトマト
<生食>

  • ピッコラカナリア(ミニ):まろやかな香り、トロリとした食感、糖度は13度まで上がり、まさにフルーツトマト

シシリアンルージュ
ロッソナポリタン
ピッコラカナリア
シンディスイート












2017年7月16日日曜日

(45) Iターンで有機牧羊

里山と田畑と暮らしと in Shimane 島根 ~三原の郷づくり 第45回~

2017/7/16

話題としては初登場。
日本や日本語ではまだ一般的ではありませんが、EUやニュージーランドでは定着し始めているという Organic Sheep Farming 有機牧羊。

北海道などで技能を身に着け、約4年前にこの地に移り住んで、有機牧羊を始めているのがIさん、彼とはそれ以来の付き合いです。


12月2日の三原の郷づくりワークショップに参加してくれるよう、彼の牧場を訪れました。牧場のある丘の上から、山道を約10分歩いて降りると、どぶろくのYさん(第32回投稿)宅です。

今年生まれた8頭の子供たちを含めて、総数22頭。
今年は草の状態もよくなり、輪換放牧(放牧地を数個の牧区に区画し,草生に応じ順次~約10日毎くらい~1区ごとに放牧する方法、羊を宿主とする寄生虫対策にもなる)出来ると、Iさんの表情は明るい。

中山間地域の農村維持に必要なのは、一時のイベント的な賑やかしではなく、積み上がっていく生産的で面白いことがどのくらいやれているかということでしょう。この農村の今が魅力的であるということが、全ての出発点になります。

Iさん、三原に来てくれていて、ありがとう、ワークショップもよろしく。

今年生まれのかわいい子1
かわいい子2
かわいい子3
集まるか~
全員集合



(44) 気合を入れて田んぼの雑草取り

里山と田畑と暮らしと in Shimane 島根 ~三原の郷づくり 第44回~

2017/7/16

この4、5日、田んぼの稗やコナギ取りに、気合を入れて集中しています。

4月からの田植え前の2か月湛水、その間、荒代掻きで雑草の練り込み3回 、田植え直後の米糠散布(有機酸での雑草出芽抑制)、田植え後の深水管理・田車押しと、色々な手を打って来ても雑草は出てきます。

とくに田んぼの中でも、水が通る部分、相対的に水深が浅いところでは集中して出芽します。今年は田車を押した(条間の部分)後、株間の処理(八反ズリ=極小の雑草の芽を削る)を、たかをくくって省略したため、その影響も大。

炎天下で大汗をかきながら田んぼをはい回っていると、「今年も良い稲になったね」 「俺もこういう稲づくりがしたいんだ」などと、声をかけてくれる人が3人。途端に体が軽くなり、その後数時間、活力が持続します。

残すところあと少し。今日中には完了し、中干しに入ります。
今日もヤルゾー。

苗床の跡に積み上がってる二山が稗・コナギ
同じく手前の畦上にあるのが稗
分げつ順調 茎数は約9のイセヒカリ
こちらもOK 茎数約8のコシヒカリ




2017年7月13日木曜日

(43) 三原の郷づくりワークショップ 第一回準備ミーティング開催のお知らせ

里山と田畑と暮らしと in Shimane 島根 ~三原の郷づくり 第43回~

2017/7/13

三原の郷づくりワークショップ 準備ミーティング(第一回)開催


ワークショップ(12月2日開催)準備ミーティング(第一回)を、下記の内容で開催いたします。
農作業等でお疲れでしょうが、どうぞご参集ください。

  • ミーティングに出席していただきたい方々: ワークショップでテーマ発表していただきたい三原住民 、町役場・中山間地域研究センターで業務担当の方々
  • 7月20日(木) 夜7:00~8:00、 三原まちづくりセンターにて
  • 下記のワークショップ案について意見交換

 

三原の郷づくりワークショップ案_20170713


<日時・場所>

  •  2017年12月2日(土) 10:00~16:00、三原郷づくりセンター
  • 17:00~やんちゃんの里(農家民泊)で調理体験・食事・懇談(間に合えばどぶ ろくが飲めるかも)

<参加していただきたい方々、参加費> 

  • 郷づくり(有機的農業、生活支え合い、食・地元学)に興味をお持ちの方はどなたでも、川本町外・県外の方大歓迎
  • お昼代を○○○円いただきます。お昼は発表テーマでもある三原の定番伝統食

<郷づくりの全体イメージ>

新規就農者が魅力を感じる農業と自然があり、ここに住みたいと思える住民の支え合いがあり、人と人・人とこの地の自然を繋げる食があり、こうした面白い三原の今には思いをはせたい歴史がある



<ワークショップのスタイル>

  • 下記の問題意識で、郷づくりを行っている三原の住民が、1人10~15分程度、テーマ発表
  • 各発表テーマについて全員でワイガヤ(ワイワイガヤガヤ)
  • 午前中:有機的農業、午後:生活支え合い、食と地元学

<発表テーマの問題意識>

★有機的農業

<エゴマ>

・エゴマの全国ブランド化が可能になった要因を再確認し、ブランドの維持・拡大を図る
 →先駆者に聞く

・新規就農者の受け入れには組織的な対応(住む場所、栽培研修、加工研修、販路確保、農地斡旋、各種補助金の活用、役場との協働など)が必要だが、その受入れ体制の検討・整備状況を報告
 →Iターン新規就農者(エゴマ、有機牧羊)二人にも聞く

・無農薬有機(又はそれに近い)のエゴマ栽培・収穫の方法は画一的ではなく、各人が色々な工夫をしている。その工夫を紹介

・収穫後の貯蔵管理、搾油のポイントを個人的なノウハウから共有知へ

<米>

・無農薬有機米栽培が広がらない最大の理由は「手間がかかる」だが、その打開策はあるのか
 →先駆者に聞く
 →無農薬有機米の省力栽培技術紹介: 民間稲作研究所_稲葉光國方式(乾田化&秋起こし、4月から2か月間の湛水、田植え後の深水管理)
 →稲葉方式の条件を満たす田んぼの特定(最も残すべき田であり、無農薬有機の高級米を作ることが出来る田)

・無農薬有機米の販売ルート開拓の余地はどの程度あるのか

・環境保全型農業(エゴマ、米、野菜)振興のために、町役場にはどう動いてもらうか

★生活支え合い

・動く住民自主組織(三原の郷_未来塾)を作ってきた基本パターン「とにかく動いてみる→色々なこと(ヒト、こと)が見えてくる→見えてきたことを議論する→議論したことを仕組みにする」の現状を再確認し、支え合いをさらに広げていくための方策を考える

・社協、自治会等の既存組織との協働・調整をどうするか
 →島根県にもある全国的先進地域(出雲市平田地域)に学ぶ

・地域医療(地域包括ケアシステム)の視点で町役場、仁寿会等とどう協働するか
 → 看取り医療・介護・予防・住まい・生活支援の連携を生活圏域で強化していく必要あり

★食と地元学

・人と人、人と自然を繋げる三原の伝統食(滋味健食)の定番づくり

・今があるから歴史もある→歴史と「面白い今の三原」をどう結びつけ外にアピールするか
 →例えば「自然農園巡りと三原の歴史トレッキング」

・三原のどぶろくづくり談義→こういうどぶろくを作りたいんだ~作り手と住民の思い

2017年7月9日日曜日

(42) 三原の郷づくりワークショップ 準備ミーティング開催&ワークショップ案

里山と田畑と暮らしと in Shimane 島根 ~三原の郷づくり 第42回~

2017/7/9

三原の郷づくりワークショップ 準備ミーティング(第一回)開催


ワークショップ(12月2日開催)準備ミーティングを、下記の内容で開催したいと思っております。
ミーティングに参加していただきたい方々に、電話、メール等で日程調整させていただきます。

  • ミーティングに出席していただきたい方々: ワークショップでテーマ発表していただきたい三原住民 、町役場・中山間地域研究センターで業務担当の方々
  • 7月の第3週(17日~21日)のいずれかの日の夜7:00~8:00
    三原まちづくりセンターにて
  • 下記のワークショップ案について意見交換

 

三原の郷づくりワークショップ案_20170709


<日時・場所>

  •  2017年12月2日(土) 10:00~16:00、三原郷づくりセンター
  • 17:00~やんちゃんの里(農家民泊)で調理体験・食事・懇談(間に合えばどぶ ろくが飲めるかも)

<参加していただきたい方々、参加費> 

  • 郷づくり(有機的農業、生活支え合い、食・地元学)に興味をお持ちの方はどなたでも、川本町外・県外の方大歓迎
  • お昼代を○○○円いただきます。お昼は発表テーマでもある三原の定番伝統食

<郷づくりの全体イメージ>

新規就農者が魅力を感じる農業と自然があり、ここに住みたいと思える住民の支え合いがあり、人と人・人とこの地の自然を繋げる食があり、こうした面白い三原の今には思いをはせたい歴史がある



<ワークショップのスタイル>

  • 下記の問題意識で、郷づくりを行っている三原の住民が、1人15分程度、テーマ発表
  • 各発表テーマについて全員でワイガヤ(ワイワイガヤガヤ)
  • 午前中:有機的農業、午後:生活支え合い、食と地元学

<発表テーマの問題意識>

★有機的農業

<エゴマ>

・エゴマの全国ブランド化が可能になった要因を再確認し、ブランドの維持・拡大を図る
 →先駆者に聞く

・新規就農者の受け入れには組織的な対応(住む場所、栽培研修、加工研修、販路確保、農地斡旋、各種補助金の活用、役場との協働など)が必要だが、その受入れ体制の検討・整備状況を報告

・無農薬有機(又はそれに近い)のエゴマ栽培・収穫の方法は画一的ではなく、各人が色々な工夫をしている。その工夫を紹介

・収穫後の貯蔵管理、搾油のポイントを個人的なノウハウから共有知へ

<米>

・無農薬有機米栽培が広がらない最大の理由は「手間がかかる」だが、その打開策はあるのか
 →先駆者に聞く
 →無農薬有機米の省力栽培技術紹介: 民間稲作研究所_稲葉光國方式(乾田化&秋起こし、4月から2か月間の湛水、田植え後の深水管理)
 →稲葉方式の条件を満たす田んぼの特定(最も残すべき田であり、無農薬有機の高級米を作ることが出来る田)

・無農薬有機米の販売ルート開拓の余地はどの程度あるのか

・環境保全型農業(エゴマ、米、野菜)振興のために、町役場にはどう動いてもらうか

★生活支え合い

・動く住民自主組織(三原の郷_未来塾)を作ってきた基本パターン「とにかく動いてみる→色々なこと(ヒト、こと)が見えてくる→見えてきたことを議論する→議論したことを仕組みにする」の現状を再確認し、支え合いをさらに広げていくための方策を考える

・社協、自治会等の既存組織との協働・調整をどうするか
 →島根県にもある全国的先進地域(出雲市平田地域)に学ぶ

・地域医療(地域包括ケアシステム)の視点で町役場、仁寿会等とどう協働するか
 → 看取り医療・介護・予防・住まい・生活支援の連携を生活圏域で強化していく必要あり

★食と地元学

・人と人、人と自然を繋げる三原の伝統食(滋味健食)の定番づくり

・今があるから歴史もある→歴史と「面白い今の三原」をどう結びつけ外にアピールするか
 →例えば「自然農園巡りと三原の歴史トレッキング」

・三原のどぶろくづくり談義→こういうどぶろくを作りたいんだ~作り手と住民の思い

2017年7月4日火曜日

(41) 恵みの雨で生気みなぎる エゴマ、稲、トマト

里山と田畑と暮らしと in Shimane 島根 ~三原の郷づくり 第41回~

2017/7/4

最近のある程度まとまった雨で、植物に生気がみなぎりつつあります、作物も雑草も。

<エゴマ>

まずご紹介したいのは、第34回投稿で取り上げたKさんのエゴマ圃場です。先回は何日も続く日照りのさ中、総出で潅水作業に大わらわ、とても写真は撮れませんでした。

尾根すじの森の中、広大なエゴマ圃場は、四季おりおりに美しく 、桃源郷の趣があります。
ここでは自然の巡りと恵みのなかで、エゴマがすくすく育つよう、人がエゴマの手助けをさせてもらっている。そんな感じ。

桃源郷で作業中
いっきょに大きくなった
Kさんの近くのAさんの圃場(第40回投稿参照)。ここでも、しっかり土づくりされた圃場で順調に成長中。

竹堆肥はどの辺に施用かな?
 もう一人、IターンのS氏の圃場。彼には今年も、土寄せの際に竹堆肥を施用してみてもらう予定です。

日照りの時はどうなるかと思ったけど
 <無農薬有機稲>

 第35回投稿で取り上げた、有機JAS農家Mさんの、ポット苗圃場のその後です。
分げつも始まり、順調に成長中。
この若草色でなくちゃね
私、佐左衛門の自然(ジネン)園圃場。
田植え前の湛水期間を長くし(2か月)、除草剤を使わないと、浮草やアミミドロが田んぼの表面を覆いつくす。これが稲葉(民間稲作研究所)式有機稲作の特徴です。


緑が覆う
近くで見るとこんなぐあい
<トマト>

最後に自然園のトマト圃場。
今回の雨で、2倍くらいに急成長。7月2日、3日とまる二日かけて、トマトの枝の誘引作業。

今年からは、脇芽をなるべく摘まずに成長させるソバージュ栽培を試みています。根本の接ぎ木部分の上から出た脇芽3、4本をそのまま上にヒモで誘引します。
トマト畝の間で、うずくまったり立ったりしながら、まる二日。トマトを作っているというよりは、トマトが成長するのを手伝っているということを、腰の痛みとともに実感です。
今年は接ぎ木(23回投稿等)で、青枯れは無いはず

忙中閑あり。
本当に目の回る忙しさですが、水を見に行ったら(山の水を田に引く水源の所に行くことを、佐左衛門宅ではこう言います)咲いていました。葉が笹ユリに似ているので、そうだと思っていたのですが、咲いてみたら「ほととぎす」。
ホトトギス(杜鵑草、時鳥草)
花びらの斑点模様が、野鳥のホトトギスの胸に生える羽毛の模様と似ていることから
野の花を接写するたびに思うのですが、ここまでよく進化したよね~、1億年かけて。
見よこの造形美