2017年9月27日水曜日

(59) 田の秋起こし

里山と田畑と暮らしと in Shimane 島根 ~三原の郷づくり 第59回~

2017/9/27

25、26日と一日半かけて、刈り取りが終わっているコシヒカリの田の秋起こしをしました。 有機稲作にとって、秋起こしは翌年の地力窒素(第53回投稿)を確保するために重要な作業です。

まず田がなるべ乾いた時を狙って作業開始、今年は十分乾いていませんが。
米糠を反当たり100kg程度散布します、本当は竹堆肥の散布もしたいのですが時間がありません、明日は雨。竹堆肥は10月にチャンスをみて散布しよう。
米糠 約100kg/反
米糠は、藁や稲株を分解する微生物の栄養源(窒素として)。
米糠の次は、苦土石灰を散布(140kg程度/反)。石灰のpH調整効果で微生物が藁を分解しやすくなり、苦土は微生物の体内酵素の材料となります。

隣のイセヒカリは登熟完間近
暑いけれど気持ちの良い一日 左奥に石見冠山
これから一番下の田で一作業、夕方6時過ぎ完了

ご参考までに。
私の米の有機栽培は、もっぱら次の二つの本のいいとこどり。まだ書いてある通りに実践できていませんが(7割くらいか)、米の有機農法はほぼ確立されており、何時もそれを文字で確認できるのは心強い限りです。
良い本だよ~、皆さんもご一読あれ。
  • 「あなたもできる無農薬有機のイネつくり」民間稲作研究所 稲葉光國著、2007年、農文協
  • 「有機栽培のイネつくり」ジャパンバイオファーム 小祝政明著、2008年、農文協






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